T-SHIRT~Tシャツ

和工房TAN・KEI Tシャツ画像

「ちょい和」をテーマに駄洒落などの遊び心とメッセージを込めたTシャツは、きっと話のタネになります。

ボディには綿100%で堅牢性に優れた厚手のものを採用していますので、仕事でも遊びでも活躍します。小さな工房故にあまり在庫を持てず、シルクスクリーンプリントにで少しずつ刷り足すスタイルでやっているので大量注文にはお応えできませんが、仕事にも、遊びにも、話のタネにも使えるTAN・KEIのTシャツをお楽しみいただければ幸いです。

[重要]Tシャツの仕様変更およびサイズ展開について(2019年夏より)

これまで使っていたボディがメーカー廃番になったため、2019年夏よりユナイテッドアスレ様のTシャツボディに順次変更していきます。厚みはこれまでの6.6ozから6.2ozに変わりやや薄手になりましたが、肌触りが良く型崩れもしにくい高品質なTシャツボディです。詳細は下の表にてご確認ください。しばらくは旧ボディとあわせて販売させていただきますのでご了承ください。尚、旧ボディ・新ボディともに通常より大きめのアメリカンサイズとなりますのでご注意ください。また、2020年07月現在、このページからオンラインショップ商品ページへの外部リンクは新ボディに切り替えたアイテムのみを掲載しています。



▼「薄荷(はっか)」 (2022)
ボディカラー/セージグリーン イラスト / 安藤拓生

◆オンラインショップ商品ページ(BASEへの外部リンク)

「薄荷(ハッカ)」はミントの漢名が転訛したもので 、一説には葉を蒸留して油を採るとわずかな量にしかならず、軽く持ち運べることがその由来と言われる。広義ではミント類全般を指す言葉だが、現在ではニホンハッカ(和種ハッカ)のみを「薄荷」と呼ぶことも多い。ニホンハッカは他のミント類よりメントールの含有量が多く、メントフランという成分を含まないことで、世界的にペパーミント(洋種ハッカ)やスペアミントとは区別されている。

江戸時代の町民は荷物を小さく軽くまとめ、身軽に旅をしていたという。人生という旅路も、モノやつながりを思い切って取捨選択し、できるだけ身軽でいることが長く歩き続けていくコツなのかもしれない。カタチとしては手放したとしても、過ごした時間と重ねた経験から得たものは、僅かだとしても確実に自分自身の中に残っているはずだ。

▼「ドクダミ」 (2022)
ボディカラー/スレート(スレートブルー) イラスト / 安藤拓生
◆オンラインショップ商品ページ(BASEへの外部リンク)

独特な臭気を放ち、じめじめした日陰で地下茎を張り巡らせて地面を覆い、抜いても抜いても逞しく生えてくる……雑草としてはなんとも厄介な「ドクダミ」。

名前もなんだか禍々しいが、その由来は毒や痛みを抑える意味の「毒痛み(どくいたみ)」「毒矯め(どくだめ)」が訛ったものだとの説がある。実際、臭気の元となる成分には殺菌・解毒の作用があるため、火傷・化膿・傷の治療、利尿・便通の改善などに使える薬草として古くから重宝されてきた。その薬効の多さから、生薬としては「十薬(じゅうやく)」とも呼ばれる。

密集する小さな花たちは花弁のような四枚の白い苞葉に囲まれ、十字型のひとつの花にも見える 。手を伸ばすかのように広がる葉はハート型。厄介で取っ付きにくい植物だが、困った時には頼りになり、その姿からは清廉さや愛を感じられる気もするのだ。


▼「雨」 (2021)
ボディカラー/シティグリーン イラスト / 安藤拓生

◆オンラインショップ商品ページ(BASEへの外部リンク)

平安時代に和様書道を確立した三跡のひとり、小野道風(おののとうふう・本名みちかぜ)の逸話。

まだ若い頃、自分には才能がないのではないかと悲観した道風が雨の中を歩いていると、一匹の蛙が柳の枝に跳びつこうとしていた。何度挑んでも届かないその姿に「やはり頑張ってもダメなものはダメなのだ」と自分を重ねたが、次の瞬間、強風で柳が大きくしなり、蛙はついに枝を掴む。それを見た道風は「どんなに困難でもあきらめずに続けていれば報われることがあるのだ」と、書の道を進み続けることを決意したという。

どんなに厳しく辛い状況が続いていても、精一杯日々を重ねていればいつか報われると信じたい。

※ 有名な花札の「柳に小野道風」はこの話を題材にした江戸時代の浄瑠璃『小野道風青柳硯』を元に描かれたものですが、実は平安時代にはまだ、柄がある傘はなかったようです。

▼「おにぎり」 (2021)
ボディカラー/サンドカーキ イラスト / 安藤拓生
◆オンラインショップ商品ページ(BASEへの外部リンク)

山型・俵型・球型などに握り固めたご飯は「おにぎり・おむすび」などと呼ばれ、携行しやすく手軽に食べられることから弁当としても重宝される。その歴史は古く、弥生時代の遺跡からも握り飯状の炭化米が出土している。

その形や呼び方の由来には諸説あるが、山型に握るのは山を神格化してその形に握って供えていたためで、「おにぎり」との呼び方は魔除け・厄払いの意味を込めた「鬼斬り」が由来であるとする説がある。

また、日本では三角形を連続して配した文様を「鱗文」と呼び、蛇や蝶が脱皮して再生する姿と重ねて魔除け・厄払いの意味をこめてきた。

先が見えない困難な状況に疲れ、あきらめそうになる時もあるが、腹と心を満たして乗り越えていきたい。


▼「三尺三寸箸(さんじゃくさんずんばし)」 (2020)
ボディカラー/スレート(スレートブルー) イラスト / 安藤拓生
◆オンラインショップ商品ページ(BASEへの外部リンク)

三尺三寸箸の話。昔、地獄と極楽それぞれの食事風景を見た人がいた。地獄では罪人らが豪華な食卓を囲んでいたが何故か皆、険しい表情で痩せこけていた。よく見ると彼らの手には、三尺三寸(約一メートル)もある長い箸が。彼らはその箸を必死に動かしてご馳走を自分の口へ運ぼうとするが、上手く食べられない。イライラして怒りだし、隣の人が箸でつまんだ料理を奪おうと争いがはじまった。一方、極楽でも往生した人々が豪華な食卓を囲んで三尺三寸の箸を手にしていたが、彼らはふくよかで仲も良く、長い箸でご馳走をはさむと「どうぞ」「ありがとう」「何がお好みですか」と互いを思いやりながら、笑顔で食べさせあっていた。

困難な状況の中でも、他人を思いやって行動すれば、お互いの幸せにつなげられるかもしれない。物理的な距離があったとしても、心はそばにいることができる。

▼「青海波(せいがいは)」 (2020)
ボディカラー/ホワイト イラスト / 安藤拓生

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日本の伝統的な文様のひとつ「青海波」。ササン朝ペルシャで生まれた文様がシルクロードを経て中国に伝わり、飛鳥時代の日本に伝わったとされるが、日本で現在のように波や水を意匠化したものとして描かれるようになったのは鎌倉時代になってからだとか。

無限に広がる穏やかな波に「未来永劫、平和な暮らしが続く」というポジティブな意味を重ねたシンプルな吉祥文様だが、綺麗に描くには先を考えながら丁寧に組み合わせていかなくてはならない。何も考えずに勢いだけで描き出せば次第に繋がらなくなり、そのまま描き続ければ大きく崩れて台無しになってしまう。

近年の日本では慎重な人を「ネガティブな性格」「マイナス思考」と笑う人も多いが、良い未来に繋げていくためには様々な想定をしながら充分に検討し、丁寧に進めていく姿勢も大切ではないだろうか。


▼「歯車(はぐるま)」 (2019)
ボディカラー/サンドカーキ イラスト / 安藤拓生

◆オンラインショップ商品ページ(BASEへの外部リンク

世の中には、私たちみたいな種類の人間も、たしかに、必要なんだ。なくては、かなわぬ、重要な歯車の、一つだ。私は、それを信じている。だから、苦しくても、こうして頑張って生きている。死ぬもんか。自愛。人間これを忘れてはいかん。結局、たよるものは、この気持ひとつだ。

-太宰治「新樹の言葉」より

 「~歯車」とは否定的な比喩で使われることも多いですが、仕事も遊びも家族も社会もひとりひとりが噛み合い、影響しあっています。ひとりひとりが、なくてはならない大切なひとつの歯車。その大きさや動きは必ず誰かにどこかで影響を与えている……そんなことを思いながら、歯車と鉄線の花(花言葉は内面の美しさ)を噛みあわせてデザインしました。

▼「すずめ」 (2019)
ボディカラー/ゴールド イラスト / 安藤拓生

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羽毛を清潔に保ったり体温を調整するために水浴びや砂浴びをする鳥は多いが、すずめはその両方を行う珍しい鳥なのだとか。水浴びと砂浴びの順番については諸説あるようだが、もしかしたらその時々の状況にあわせてベストな方法を選んでいるのかもしれない。

 

暑さを我慢しろというのは昔の話。無理をすれば、命の危険すらある。人間関係も、ただ耐えていては良い結果につながらないことが多い。我慢しなくて良いこともあるのだと捉え、臨機応変に対応していくことが大切ではないだろうか。


▼「山椒(さんしょう)」 (2018)
ボディカラー/オレンジ イラスト / 安藤拓生

オンラインショップ商品ページ(BASEへの外部リンク)

「山椒は小粒でもぴりりと辛い」とは、体は小さくとも才能や力量が優れていて、侮れないことの喩え。実際、山椒はどの部分にも芳香を持っており、「木の芽(若葉)」「花山椒(雄花)」「実山椒(青い実)」「粉山椒(熟した実を乾燥させて擦り潰したもの)」といったようにあらゆる部分が料理などに利用される。また、古くは粉山椒を整腸剤や痛み止めとしても使っていたという。

山椒の痺れるような独特の刺激は舌の触覚神経を興奮させて味覚をより鋭敏にするそうで、最近は海外でも人気なのだとか。詳しくは書籍やネットの情報をご参照(さんしょう)ください。

 

▼「みずからかえる」 (2018)
ボディカラー/ブラック イラスト / 安藤拓生
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卵から「孵る(かえる)」と魚類のごとくえらで呼吸し水中の酸素を取り入れ、尾を使って泳ぐ。それがやがて肺呼吸になり、足が出て手が出て体を陸上使用に「変える」。かえるとはまさに名が体を表す生き物といえるでしょう(山と渓谷社 高山ビッキ「かえるる」より)。

人間はかえるのように変態(動物が成体とは形態・生理・生態の全く異なる幼生の時期を経る場合に幼生から成体へ変わること・また、その過程)はしないが、自らの行動や意識を変えることで、目の前の状況や未来を変えていくことができるかもしれない。


▼「流水(りゅうすい)~鰻のぼり」 (2017)
ボディカラー/チャコール イラスト / 安藤拓生
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水の豊かな日本では、古くから流れる水や波を表現した文様が多く生まれ変化してきた。中でも流れる水は腐らず穢れを洗い流す力があるとして吉祥文様とされる。

一方、停滞することなく登っていく様を「鰻のぼり」と表現することがあるが、これは掴んだ鰻が手から滑り抜けようとして上へ上へ登っていくからとも、水の少ないところでも遡ることができるからともいわれる。

流れる日々の中ではチャンスを見落とし大切なものを見失いそうになることもあるが、流れに乗りながらも鰻を掴むようにしっかりと握って手放さないようにしたい。

▼「勝虫(かちむし)」 (2017)
ボディカラー/バーガンディ イラスト / 安藤拓生

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蜻蛉は力強く俊敏に飛び回り、獲物を的確に捕え、前にしか進まないその姿から「勝虫」と呼ばれ、武将などに好まれてきた。菖蒲・矢などの意匠とあわせて戦や勝負事の縁起を担ぎ、武具や装束などにも多く使われている。

若い頃の毛利元就は、出陣の際に蜻蛉が沢瀉(おもだか:水草のひとつ。葉の形が矢尻のようなので戦ち草とされた)に止まるのを見て「勝ち草に勝虫、勝利は疑いなし」と軍を鼓舞して勝利し、以降、沢瀉を家紋のひとつとして採用したという。その蜻蛉は、より力強く飛び回るために羽を休めていたのかもしれない。前に進むことは大事だが、休む時間も大切にしたい。


▼「山葵(わさび)」 (2016)
ボディカラー/ホワイト イラスト / 安藤拓生

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鼻にツーンと抜ける独特な辛味と清々しい香りが特徴の「山葵(わさび)」は日本原産の香辛料。抗菌作用や食欲増進作用があるため古くから日本料理で薬味などに使われてきたが、近年では様々な健康・美容効果も認められ、海外でも人気があるという。

山葵は繊維が磨り潰されて辛味の元となる成分が細胞内の酵素で分解された時に辛味を生み出す。「山葵は笑いながら磨れ」と言われるように力まかせではなく鮫皮など目が細かいおろし器でゆっくり優しく「の」の字を書くようにきめ細かく磨りおろし三~五分置くとその辛味と香りをより強く引き出し堪能することができる。

▼「蛸唐草(たこからくさ)」 (2016)
ボディカラー/フォレスト イラスト / 安藤拓生

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古代エジプトに起源をもつ「唐草」文様は、植物の茎や葉などが絡み合ってつながっていくことから「繁栄・長寿」の意味をもつ縁起の良い文様とされ、伝わる国々の文化ともつながりながら進化してきた。

飛鳥時代、古代中国から仏教とともに日本に伝来したこの唐草文様に、日本人にとって馴染み深い「蛸」をあわせて進化した文様が「蛸唐草」。蛸は足が八本あることから末拡がりを連想させ、また「多幸(たこう)」とも読めることから唐草の発展性とあわせた吉祥文様として愛され続けている。


▼「三猿でござる」 (2015)
ボディカラー/チョコレート イラスト / 安藤拓生 協力/岐阜善光寺(善光寺安乗院) 

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叡智を表す「猿」のモチーフは世界中に見られるが、その意味は微妙に異なる。日本では論語の教えを元にしたともされる「見ざる(不見)・聞かざる(不聞)・言わざる(不言)」の三猿が有名である。

しかし、自分の行動を慎しむというのはなかなか難しいことである。心の中で「自分のことは誰かが見てござる・聞いてござる・言ってござる」と思いながら日々を過ごすことも大切なのかもしれない。

※このTシャツは、 岐阜善光寺様の弘法堂に彫られた三猿像をモチーフに、同住職のおはなしを当工房なりに解釈して制作しました。

▼「茗荷(みょうが)」 (2015)
ボディカラー/ナチュラル イラスト / 安藤拓生

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その独特な風味とともに 「冥加(神仏から知らず知らずに受ける加護)」と同音なことから縁起物としても人気がある茗荷。大陸から生姜とともに持ち込まれたと言われるが、現在食用の野菜として栽培しているのは日本だけなのだとか。

茗荷を食べると忘れっぽくなるともいうが、川端康成の作品にはこんな名言がある。

「忘れるにまかせるということが、結局最も美しく思い出すということなんだ(川端康成「散りぬるを」より)」

自然に忘れていくことはしょうが(生姜)ない。しかしそこに人生の妙が(茗荷)あるのかもしれない。

※実際には茗荷を食べると忘れっぽくなるという医学的な根拠はなく、むしろ香り成分は集中力を増す効能があるようです。


▼「ももたろう」 (2014)
ボディカラー/ブラック イラスト / 森哉
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「もゝたろふが、おにがしまにゆきしは、たからをとりにゆくといへり。けしからぬことならずや。たからは、おにのだいじにして、しまいおきしものにて、たからのぬしはおになり。ぬしあるたからを、わけもなく、とりにゆくとは、もゝたろふは、ぬすびとゝもいふべき、わるものなり(桃太郎が鬼ヶ島に行ったのは宝を獲りに行くためだ。けしからん事ではないか。宝は鬼が大事にして、しまっておいた物で、宝の持ち主は鬼である。持ち主のある宝を理由もなく獲りに行くとは、桃太郎は盗人と言うべき悪者である)」 福沢諭吉 「ひゞのをしへ」より

▼「鋏(はさみ)」 (2014)

 ボディカラー/バーガンディー イラスト/安藤拓生

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二枚の刃で挟むことでモノを切断する「鋏」。切る道具ながら、その二枚の刃はお互いに切っても切れない離れられない関係にある。なんだか面白い。

[表面] 握り鋏(和鋏)=細かい作業に最適。発明は日本ではないが、現在も一般的な鋏として製造されているのは日本だけらしい。

[裏面(上から)] 裁ち鋏=布地を裁つ。/  植木鋏=植木を剪定する。 /  花鋏(池坊)=花木を切る。池坊型は柄の先の蕨(わらび)型が小さい。/  花鋏(古流)=花木を切る。 


▼「昇鯉(しょうり)」 (2013)
ボディカラー/ナチュラル イラスト / 安藤拓生

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立身出世の関門を『登竜門』というが、これは「黄河上流にある竜門という急流を昇りきった鯉は竜になる」という言い伝えを元にした中国の故事による言葉である。ちなみに「鯉の滝昇り」と言われることもあるが、鯉は実際には滝に昇らないようだ。他人より社会的に高い地位につき名声を得ることを「勝利」と呼ぶ人もいるが、そればかりが人生ではないと言う人もいる。どんな立場であれ、大切なのはそこから何を為すかではないだろうか。

▼「家守・井守」 (2013)

 ボディカラー/オレンジ イラスト/安藤拓生
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違いがわからないという人もいるが、ヤモリは爬虫類。蛇や蜥蜴などの仲間である。「家守」とも書き、人家付近に棲み、不快な害虫を食べてくれることから家を守るとされる。一方、イモリは両生類で蛙や山椒魚の仲間。日本に生息するイモリはアカハライモリという別名もあるように、腹部が鮮やかに赤いことが特徴である。水場に棲み、井戸や水田の害虫を食べてくれることから「井守」との名がついたとされる。

さて、あなたが守りたいものは……?


▼「おにがわら・う」 (2012)
ボディカラー/ナチュラル イラスト / 安藤拓生

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屋根の上で悪霊に睨みを効かす「鬼瓦」。その眼はその先にある人々の行く末を見つめ続けているのかもしれない。

『来年のことを言うと鬼が笑う』という言葉があるが、時には笑顔いっぱいの未来に向けて希望や構想を語り合うことがあってもいいのではないだろうか。

▼「桜に鹿~おおばかもん」 (2012)
ボディカラー/バーガンディー イラスト / 安藤拓生

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花札の『紅葉に鹿』が十点札で、その鹿がそっぽを向いているように見えることから他人を無視することを「シカト(鹿・十)」という言うようになったそうだ。

しかし実際には「大馬鹿者」と言われる人程、周囲が放っておけなかったり、想像を超える行動で他人を魅了したりするもので、無視できない存在だったりするのだ。


▼「こぶ(2011)
ボディカラー/レッド イラスト / 安藤拓生

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【 昆  布 】褐藻類コンブ目コンブ属を含めた近縁の海 藻の総称。葉片は帯状で肉が厚い。マコンブ・ リシリコンブ・ミツイシコンブなど約二十種あり、いずれも寒海性で東北地方以北に産する。食品の場合は「こぶ」ということが多い。

【 鼓  舞 】(名)スル〔鼓を打って舞わせる意〕  励まして勢いづけること。奮い立たすこと。「『えいえい、おう』と、士気を━する」 

(参考 「大辞林」 第三版)

 

▼「卯丹・其の参~上を向いて歩こう」 (2011)
ボディカラー/ゴールド イラスト / 安藤拓生

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月を見上げて佇む当工房のキャラクター「卯丹(うーたん)」。

時には泣きたくなることも立ち止まってしまうこともあるけれど、少しずつでいいから次の一歩を踏み出そう。

そんな、静かなメッセージを込めた一枚です。

 


▼「う・つけもの(2010)
ボディカラー/ナチュラル イラスト / 安藤拓生

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 『うつけもの(空け者)』とは、「ぼんやりした人」「馬鹿者」を意味する昔の言葉。織田信長が幼少の頃、「尾張の大うつけ」と呼ばれていたのは有名な話だが、その奇抜な服装・行動には全て意味があり、近国の者に警戒されないためにわざと「うつけ」を演じていたとする説もある。もしかして〝あの人〟も……。

 

▼「こ・だわら・ない」 (2010)
ボディカラー/グリーン
イラスト / 安藤拓生

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日本の夏はじめじめして蒸し暑いので、何にでもこだわっていたら、その人もそれを見ているまわりの人々も暑苦しくてたまらない。そこで、この国では昔から何ごとにもこだわらないこと、さらりと忘れて水に流すことを美徳としてたたえてきた。まさに「粋」というわけだ。

 


これ以前のデザインで現在も販売しているものについては少しずつ追加していきます。いましばらくお待ちください